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【NL2部 第6節 ハリマ戦:試合結果&試合後監督コメント】

2017プレナスなでしこリーグ2部 第6節
2017年4月29日(土・祝)13時00分
@高槻市萩谷総合公園サッカー場
コノミヤ・スペランツァ大阪高槻 0-5(前半 0-3)ASハリマアルビオン

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○眞中 靖夫 監督
メンタル、「心・技・体」の「心」。今日の試合はそこが一番気になった。まずは戦う心構えができて、全力でプレーすること。戦術やフィジカルはその先についてくるものだと思う。その一番最初の「心」が、準備とチャレンジ。それが足りなかった。足りなかったのか、あるいはこれが自分たちの現状なのか?
2失点したところで「マズい」と気づいて、ようやく心の準備、戦う気持ちがようやくスタートラインに立ったように感じた。それは今日の試合だけか? 違うと思う。日頃の積み重ね、日頃のトレーニング、日々の生活、その積み重ねが試合に出る。
なでしこリーグ、厳しく険しい場所です。そこで相手もスペランツァに勝とうと戦いに挑んでくる。普段の積み重ねが太く強く、想いが強いほうが勝つのは当然。思いが強いほうがいいサッカーができる。
日頃から起きた現象、うまくいかないことに関してどれだけ矢印を自分に向けられるかだと思う。人様に向けるのは簡単です。仕事が遅いから、仲間が思うようにプレーしてくれないから。でも何も解決しません。グラウンドに立って勝つためには、ちょっとしたことを自分でやり続けなければいけない。心を入れて。
今日で6戦目。試合ごとによくなっているのは確かです。プレーしている選手たちがそれは一番わかっていると思う。ボールが収まるようになり、ボールが動くようになり、偶然ではなく意図的にチャンスを作れる回数が増えてきた。だけど、ちょっとのところでガタガタガタっと、0-5と崩れるというのは、まだまだ本当の積み上げになっていないということ。本当の積み上げをしていくためにも、やらなければいけ事は日々の心がけです。「こんなもんでいいか」と妥協しないこと。妥協すると「こんなもんでいいか」の結果になる。
勝ちたいなら、うまくなりたいなら、11個のポジションをつかんで試合に出たいのなら、やり続けることです。失敗は誰にでもあります。失敗を恐れず、気付いたことを続けていくこと。パス、コントロール、食べること、働くこと、その一つ一つにいかに真剣に取り組むかどうか。関わってくださるみなさんに感謝して謙虚な姿勢でいる。その思いが大きければ大きいほど強くなると思う。
我々にはまだまだ試合があります。リーグ戦、リーグカップ戦、皇后杯。その中で大きく進化するか、小さな進化に終わるかは、普段の取り組み次第。それは我々スタッフも一緒。現場、フロント、選手、誰も妥協できません。全員で矢印を自分に向けてやっていきます。